障害者手帳について
障害者手帳とは、様々な税金(所得税・住民税等)の控除や公共交通機関の割引や公共施設(映画館・美術館等)の利用者免税が受けることが出来ます。
障害者手帳を持つことによる経済的なメリットは大きいですが、やはり取得する場合には煩雑な手続きや書類が必要となります。
障害者手帳の種類
障害者手帳には障害に応じた3つの種類があります。これらの手帳を取得することにより障害の程度に応じたサービスを受けることが出来ます。
身体障害者手帳
先天的・後天的な疾病によって本来人間が持っている機能が失われ、日常生活に支障が生じている方が交付の対象者となります。
療育手帳
生後から18歳未満の間に知的障害(知能指数がおおむね75以下)になり、日常生活に支障が生じている方が対象者となります。
精神障害者保健福祉手帳
精神障害のため、長期間にわたり日常生活や社会生活に制約が生まれ、精神障害により障害年金を受けている方または精神障害のため6ヵ月以上の通院をしている方が交付対象者となります。
メリット・デメリット
メリット
◆ 各種税の控除(所得税・住民税)
◆ 交通機関の運賃減免
◆ 公共施設の利用料免待遇
※控除の種類は各市区町村により異なっています。
デメリット
◆ 手帳を持つことによる心身面でのストレス
◆ 手帳を所持することによる回りからのストレス
◆ 手帳保持のコース別雇用管理の弊害
障害年金と障害者手帳の違い
障害年金と障害者手帳は制度として全く別のものです。
障害年金
「年金」という名が入っている通り、定期的・継続的に金銭を受給できます。受給している方の生活保障に近いです。
障害者手帳
地域によってサービスは異なりますが、税金での優遇や、地域サービスを優遇された料金で受けられる等の日常の生活を補助するような役割です。