脳疾患が原因となる障害年金受給事例
脳疾患が原因となり、障害年金を受給した事例をご紹介します。
脳疾患の場合には、脳の傷病が原因となりその後に肢体へ障害が発生したりと、複数の請求となることも少なくありません。
アルツハイマーにより障害厚生年金2級に該当
<内容>
数年ほど前から物忘れが頻繁に起きるようになり、同時に仕事のストレスや人間関係で悩んでいたこともあったが病院へは行かず放置している状態であった。
それでも病状は悪化するばかりで、ついには仕事を退職することとなり、医療機関を受診するとアルツハイマーと診断されました。
この方の場合には近親の方が本人の日頃と違う行動などをメモとして保管していたので、「病歴・就労状況申立書」に詳細に記入することができ、初診日から数年経過していましたが初診日の特定もすることが出来ました。
<結果>
障害厚生年金2級に該当
本人の日頃の言動を記録していたり、長年同じ病院に通ってる等の情報は大切です。
更に、ご家族の方が本人の言動を日頃から気にされている場合も症状の悪化や異変にいち早く気づくことが出来ます。
脳梗塞で障害基礎年金1級に該当
ご主人が自宅で2年前にいきなり倒れて救急車で病院へ救急搬送され、その後入院しました。
入院後半身が動かなくなり、リハビリを行いましたが病状は回復せず、食事をとることも困難となっため胃瘻増設を行いました。
退院後も生活全般について介助が必要となっため、別の施設に入居せざるを得ない状態でした。
<結果>
障害基礎年金1級に該当
障害等級1級の範囲で「日常生活の用を弁ずることが不能ならしめるもの」とあるように生活全般での介助を受ける必要があり、活動の範囲が病院では病棟内・家庭では室内に限られる場合が該当します。